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嚙み合わせと認知症

2024.09.24

こんにちは。助手のトカノです。

朝晩は大分過ごしやすい気候になってきましたね。

皆様お変わりはございませんか??

 

今日は、先日テレビで観た、興味深いニュースについてお話しますね。

噛み合わせが認知症に深く関わっているというニュースです。

 

 

九州大学の歯学研究院のグループが、65歳以上のおよそ22,000人を対象に

奥歯の噛み合わせとアルツハイマー型認知症の関連を調査した結果、

上下左右、4カ所の奥歯が全て揃っている人と、1カ所でも欠損のある人では

欠損のある人の方がアルツハイマー型認知症になるスピードが上がる傾向があり

アルツハイマー型認知症になるリスクが1.5倍強高くなる、という結果が出たというのです。

 

 

アルツハイマー型認知症の原因となる「アミロイドβ」というタンパク質は

生まれた時から脳内で作られる物質だそうです。

通常は一定期間で分解されますが、加齢とともに分解されにくくなり、脳内で蓄積され、

脳細胞を死滅させることでアルツハイマー型認知症を発症するそうです。

 

 

ではなぜ奥歯が揃っているとリスクが下がるのでしょうか??

それは、きちんと奥歯で噛むことにより脳が活性化され、「アミロイドβ」が蓄積することを

抑制することができ、結果としてアルツハイマー型認知症の発症を遅らせることができるという

仕組みだそうです。

 

 

認知症の予防策としてよく挙げられる栄養の整った食事を摂る、ということも、

奥歯でしっかりと噛むことにより、栄養の吸収・消化が効率よく行われるということです。

 

 

歯を抜いたまま、放置している方はいませんか?

「右の奥歯を抜いたままだけど、左で噛めるし不便でもないから大丈夫だわ~」

と思っていると、将来入れ歯になる可能性があるだけでなく、認知症になるリスクまで上がって

しまう、と考えるととても怖いことですよね。

 

と、改めて、噛むことの大切さ、そして歯を失った場合の全身への影響を考えると、

定期検診を受けて、自身の口腔内の状況を理解することって

生きるのに重要なことなんだなぁと思うのでした。

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